宮坂製糸所に続いて長野県天蚕センターを見学しました。
事務局の上田さんの案内で
隣接している工房で手織りの見学ができ
熟練された職人さんのお2人が作業中でお一人はタテ糸ヨコ糸天蚕糸を使ってシヨールの製作中でした。
天蚕を飼育し自分の繭で、一度は天蚕の織にもチャレンジしてみたいと思っていて
そこで天蚕メッカの大ベテランの職人さんに質問をしてみました。
手織りを習ったら織りが出来ますか?。
「養蚕の生糸と天蚕糸はまったく別物です」
「100反織って一人前です」
「まだまだ私でも満足の織はできてないんですよ」と
100反織ったら私は何歳になるでしょう(笑)
職人さんならではのお話を伺え
「タテ糸に引っ掛かって糸が伸びると糸が光ってキズ物になってしまう」
「白い繭とは違う、とても繊細で大変難しい手織りなんです」
と教えて頂きました。
どの分野であれプロはプロ、なかなか出来るものではないと思い
しかも、お話を伺っていると、お2人の向上心を感じました。
丁寧な説明をして頂いた、上田さん、お2人の職人さんありがとうございました。
信州長野は日本有数の天蚕の産地です。
今回見学できた宮坂製糸所、天蚕センターでの経験はとても貴重な時間でした。
今回の経験を生かして岡山から天蚕の繭を作って行きたいです!