天蚕の研究で大変有名な長野県にある信州大学繊維学部の大室農場を見学させて頂きました。
広い敷地内に樹齢数十年のクヌギがずらっと並んでいて、見事なまでに管理されています。
葉の高さにも多くのクヌギを効率良く剪定するためなどの理由があり、長年の経験を感じました。
担当の佐藤さんに天蚕の飼育についてお話を伺う中で、多くの質問をさせて頂きましたが、過去の経験と実績に基づいた回答を頂きました。
(大変多くの質問をさせて頂きましたので全てを記載する事はできないのですが…)
特に天蚕を飼育を続けると起こる病気やウイルスの対処法のお話などは「なるほど!」と納得しました。
天蚕飼育すると死骸などが土に溜まり、何年も続けると土に溜まった物が原因となり病気やウイルスの発生原因になるそうで、消石灰や生石灰を撒いたり、地面を焼いて原因となる物質に対処するとのことです。
経験を重ねないと決して原因を特定し対処できないことですので、特にそのお話は脱帽しました。
何も知らず、経験不足なまま突き進んでしまっていた事を考えるとゾッとします…。
先人の知恵をお借りすることは、とても大切なことであると実感します。
佐藤さん本当にありがとう御座いました!
信州大学繊維学部 お問い合わせ先
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